The 57th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Allergy and Clinical Immunology

第57回日本小児アレルギー学会学術大会

会長挨拶

望月博之会長

第57回日本小児アレルギー学会学術大会
会長 望月博之
(東海大学医学部総合診療学系小児科学)

令和2(2020)年の本学会を下記の要領にて開催させていただきます。

今回の学会のテーマは“小児アレルギー、四次元への展開”といたしました。いささかSF的なアレンジを想像されるかもしれませんが、これはただ今の小児医療の望むべき方向ではないかと考えております。小児の診断・治療の一次元から三次元までを考えるに、点としては医療チームの結束、面としてはコメディカル・パラメディカルとの協力、立体としては学会や行政、教育機関、研究機関との交流が重要と考えられます。今回の学会でも、他科や他職種との間で、ボーダーレスで立体的な議論がもてますよう考えております。

さてここで、時間の流れを加えた四次元的な視点で現在から未来を臨むことができれば、小児アレルギー医療にさらなる進展が望めるのではと考えました。昨今の小児喘息とCOPDの発症に関連する研究結果からも、患者さんの小児期だけを診るのではなく、小児期にこそ、個々の生涯を俯瞰した上での診療・指導が求められると思います。また医療サイドとしては、若手の育成は将来を考える上での最重要の課題です。診療技術だけでなく、医療に掛ける情熱も、未来へ綿々と伝えていくべきことと思われます。

子どもたちは大きな未来を背負っています。未来に向かって途切れることのない健康のために、実り多き学術大会となりますよう、ただ今、鋭意進めておりますので、会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

【WEB配信期間】
2020年10月31日(土)〜11月13日(金)11月30日(月)
《一部ライブ配信:2020年10月31日(土)・11月1日(日)》

第57回日本小児アレルギー学会学術大会事務局
東海大学医学部総合診療学系小児科学
加藤政彦
平井康太